メイン

2008年10月15日

大卒がなぜ就職に有利になるのか

高校卒業後、進学せずに就職した、いわゆる高卒組の就職後3年での離職率が多い。という話が新聞に載っていた。識者のコメントでは「高校卒では幼稚で仕事についていけずにたった3年程度で辞めてしまう。いわれたことしかしないので、大卒と違って責任感に欠ける」といったようなことが書かれていましたが、はたしてそうでしょうか?

高卒後3年目といえば、成人式も過ぎ、大人になったあと。しかも、同じところで3年間仕事をこなしていれば、いやでも仕事を覚え、一人でも仕事がこなせるようになるころです。仕事に対しての自信もついてくるころでしょう。そんな時期に辞めてしまったり、派遣の求人に応募してしまうというのは、会社側にも問題があるかもしれません。

まず、高卒で入社した場合、基本給が大卒よりもずっと低いことが多く、大卒で入社してきた新入社員よりも低いなんていうところも多くあります。大卒とはいえ、何も知らない新入社員が、3年間頑張ってきた自分よりも高給取りとあっては、やる気を失うのもわかります。しかも、どんなに転職サイトで探して頑張っていても、高卒という学歴がハンデとなって、なかなか評価されない、ということもありそうなってくると、仕事をしていても面白くない、ということになってしまうのです。

「大学生には学歴がある。学歴の低い高卒と差がでるのは当たり前」というのもたしかにあるかもしれません。しかし、いまどきの大学生の中で、きちんとした目的をもって大学に進学している学生が、はたしてどれくらいいるのでしょうか?4年間、遊んでいた、という学生も少なくありません。現に、そのような理由から就職活動に失敗し新卒で入社できずに既卒での求人を探す人もいるくらいですから。

しかし、高卒転職組と既卒就職組、どちらが有利か?といえば、学歴不問なら社会人経験があり即戦力となる高卒転職組なのではないでしょうか?

たった3年、といいますが3年経ってほぼ一人前になった人材に転職されてしますのは企業にとっても痛いことと思います。高卒組の待遇の向上をもう少し真剣に考えてはいかがでしょうか?